みどころ

大鳥居

大鳥居は高さ16メートル(奈良の大仏とほぼ同じ高さ)、重さ約60トン、主柱はクスノキで、樹齢500~600年の自然木で作られています。鳥居は自然災害などで何度も倒壊しており、現在は8代目。鳥居の建立にあたって、主柱となる巨木を探すために20年近くかかったといわれています。建立方法も見事で、根本は海底に埋まっておらず、鳥居の重みだけで立っています。松材の杭を使った地盤の強化、箱型の島木に石を詰めることによる加重など、先人の知恵がいかされています。

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本殿

本殿には、宗像三女神と言われる、市杵島姫(いちきしまひめ)・湍津姫(たぎつひめ)・田心姫(たごりひめ)が祭られています。現在の本殿は毛利元就の時代に改築されたものです。屋根には、神社建築でよく見られる千木と鰹木が用いられず、ヒノキの樹皮を用いた屋根に瓦を積んだ化粧棟のスタイルでつくられています。これは寝殿造り特有の様式です。正面には緑青塗りの菱形の格子戸がはめられています。

平舞台

平舞台とは、寝殿造りの庭にあたる部分。前方の突き出た部分は「火焼前(ひたさき)」と呼ばれ、全国三大船祭の1つと言われる「管絃祭」の出御・還御がここから行われます。平舞台が設置されたのは、平氏一門が社参して千僧供養が行われた際、社殿の前方に仮廊を設けたことがきっかけとされています。木造の柱が使われている他の社殿とは違い、柱は毛利元就が寄進したと伝えられる赤間石の柱で、計239本あります。

高舞台

高舞台とは、黒漆塗りの基壇、朱塗りの高欄(欄干)でできた舞台で、前後に階段が付けられています。平安時代末期に、平清盛が「舞楽」の楽所を大阪から嚴島へ移したことがきっかけで、舞楽が演じられる場所となりました。江戸時代初期に現在のような作り付けになるまでは、組み立て式の舞台でした。

能舞台

嚴島神社の能舞台は重要文化財にも指定されており、全国で唯一、海の上にある能舞台です。初めて能が披露されたのは観世太夫が来演した1568年と言われ、1605年には福島正則が常設の能舞台を寄進。能舞台は通常、床下に共鳴用の甕(かめ)が置かれますが、嚴島神社の能舞台は海上にあるため甕を置くことができません。そこで、舞台の床を一枚の板のようにすることで、足拍子がよく響くように工夫されています。

反橋

現在の反橋は、1557年に毛利元就・隆元父子によって再建されたもの。擬宝珠(ぎぼし=橋や神社などの柱の上に設けられている飾り)の一つに刻銘が残っています。かつては重要な催事の時に勅使(ちょくし=天皇が派遣する使者)がここを通ったことから、「勅使橋(ちょくしばし)」という別名もあります。

廻廊

幅4メートル、長さ約275メートルからなる廻廊。床板の間にある「目透し」というすき間は、高潮の際、押し上がってくる海水の圧力を弱めるはたらきがあります。また、目透しによって床板の上に雨水や海水がたまることなく、海へと流される仕組みになっています。

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