ぶらり ひろたびぶらり ひろたび

Vol.19 平生町シーカヤック
瀬戸内きっての多島の海へ、冒険にでかけよう!

ここはもう島?と一瞬思ってしまう。
山口県柳井市の南側に大きく突き出た半島を南へ南へ下っていくと、平生町の漁港の辺りにたどり着く。あるのは穏やかな多島の海と空、豊かな緑だけ。豊後水道からの外洋の海水が頻繁に行き来するため、水質が良くて透明度も抜群。だから海の生き物も豊富!というわけで、今回は手つかずの自然が残る平生町の海を、シーカヤックで探検しました。「ひろたび女子」にもおすすめ!のツアーです。

平生町シーカヤック

先の先まで緑のグラデーション、島々が連なる。海は大きい!

今回はアクティビティ好きな私が女子目線でナビゲートします!

すぐそこの海、自然に感動の連続!

佐賀漁港に向かって、海に近い方の道を進んでいく。「あった~!」左手に「daiduk」の道案内を発見。

「daiduk」の道案内

ナビを利用する際、グーグルマップで番地を2060にすると道がわかりやすい。

「ダイドック オーシャンカヤック&アドベンチャー」

シーカヤックのツアーを行う「ダイドック オーシャンカヤック&アドベンチャー」代表・原康司さんのお宅。このゆるやかな雰囲気、いいなぁ。

本番前のレクチャー1

看板の前で記念撮影

申し込み用紙に記入、着替えを済ませたら海岸へ行き本番前のレクチャー。

本番前のレクチャー2

乗り方から始まりパドルの持ち方、漕ぎ方などを練習。

自分で言うのもなんだけど、私は運動が得意な方だと思う。シーカヤックは小学生の時に、一度だけ姉と一緒に乗ったこともある。最初は少し緊張気味。

カヤック 1

自由に漕げるから、私は1人乗りが好き。

例えるなら、空き缶の上に板を置いてその上に座っている感じ。1人乗りカヤックの乗り心地は、そんな不安定な感覚。でも、このゆらゆら感は万が一ひっくり返っても、元の状態に戻りやすいというカヤックの安全性を考えた構造のため。なるほど~。ちなみに2人乗りカヤックはもっと安定感があるとか。

カヤック 2

腕だけでなく体でパドルを漕ぐと楽。

約2kmの沖合に浮かぶ佐合島を目指して出発!!パドルを動かす度に、水が割れる(?)感触や微妙な振動まで直に手に伝わってくる不思議な感じ。

カヤック 3

パシャッ、パシャッと2回魚が飛び跳ねた。「?」「ボラです~」と原さん。このすぐ後にイワシの大群も見ることができた。

お天気急変!でもまだまだ海は楽しめます。

…と突然「ゴロゴロ…」遠くの方で雷の音。佐合島までまだ3分の1くらいしか漕いでいない。しかし安全第一を最優先させる原さんは躊躇することなく、岸の方向に引き返すよう指示。

カヤック 4

島へ渡ることを今日はあきらめて、海岸へ。

実は原さんは、シーカヤックの世界ではかなりの著名人。シーカヤック歴25年の中で、アマゾンやアラスカなど海外の遠征経験も多い真の冒険家。

カヤック 5

経験豊富な原さんだからこそ、初めての人も安心してツアーが楽しめるのだ。

出発地点から南西の小さな砂浜に上陸。浜辺で原さんが淹れてくださったコーヒーで休憩。興奮する気持ちがほどけてゆくよう。

コーヒーで休憩 1

コーヒーで休憩 原さん

休憩中に原さんのアマゾンやアラスカでの探検記をうかがった。エスキモーとの暮らしなど貴重なお話にワクワク。「瀬戸内海は世界でも類をみない内海。シーカヤックで海を渡り、島々を訪ねることは、海洋民であった先人の足跡をたどる旅なんです」と目を輝かせる原さん。

コーヒーで休憩 3

波の音をBGMに。いつものコーヒーとは全然違うおいしさ。

砂浜

潮の香りに包まれて…。人工物のない景色って、本当に豊かだなぁ。

砂浜

猛ダッシュする小さなカニ、つかまえた!

「あーーっ!!」ぽっこり、グレーの体が水面に現れる。もしやスナメリ?!「このあたりには日本で一番スナメリの多い海です。ちょくちょく見えるんですよ」さっき聞いたばかりで期待大。そういえばスナメリは世界最小のクジラって知ってました?

スナメリ

「スナメリですね、見えましたね~」という原さんの言葉に、「もっと近づいてみたい!」。とスナメリの方に向かって再出発。でも、すぐに見えなくなってしまった。残念。スナメリはイルカやクジラと違って、かなり警戒心が強いという。少しでも見られて幸運だ。

1日ツーリングでは佐合島でランチを取ったり、シュノーケリングもできるという。裏側にまわれば洞窟があって、潮の状況でくぐれることもある。

洞窟

「こんな場所があるなんて!」と地元の人でも感動するそう。(写真はダイドックさん提供)

約3時間の半日ツーリングを終えて陸に戻る。名残惜しいほど楽しかった。お天気は今一つだったがいろんな海の生き物に出会えて、海の中にお邪魔して、自然に一緒に遊んでもらっている気がした。波が穏やかなときは、面白いほどスイスイ進む。手を休めればゆらゆら、海上で休憩もできる。
平生町の自然をとことん満喫。シーカヤックは、初めての人も肩の力を抜いてコツをつかめば、安心して楽しめると思う。4~10月がおすすめの時期というので、またぜひチャレンジしに来たいと思った。

「ダイドック オーシャンカヤック&アドベンチャー」のシーカヤック体験について、くわしくはこちら

(2018年8月取材)

SHARE